みつろうラップの蜜蝋って何??
蜜蝋って何?
エコな商品として今話題のみつろうラップ。なんとなく蜂の巣やミツバチ由来の成分なのかな?と思っている方が多いのではないでしょうか。
このみつろうラップで使われている蜜蝋とは、ミツバチが巣をつくる時にお腹から出す分泌物です。大切な巣を外敵や雨風から守るために出される天然の蝋は古くから様々な用途で使われてきました。
蜜蝋の一番有名な特徴としては、保湿しながら程よく空気を通す調湿性です。この調湿性により、みつろうラップで包んだ野菜は鮮度が長持ちするのです。また、蜜蝋には抗菌性があると言われています。きれい好きなミツバチは巣を常に清潔に保ち、まるで会社の組織のように一つの巣の中でそれぞれ役割を持ちコミュニケーションを取って規則正しく生活しています。
どこで採れる?
蜜蝋は養蜂の副産物なので世界中の養蜂場で収穫が可能です。
養蜂場ではちみつを収穫する時、もしくは収穫した後に蜜蝋を採取します。その蜜蝋に熱を加えたり濾過したりと精製を行い、蜜蝋は製品の原料になります。
ミツバチが出す天然成分なので、その土地の天候や自然環境に影響を受け、生産量や流通価格も変動します。はちみつと同様に蜜蝋も、産地や養蜂環境により品質のグレードに違いがあります。
使い道
蜜蝋は、遥か昔から化粧品を柔らかくするための乳化剤や、他の油脂や配合成分を安定させる目的で幅広く使われてきました。天然ワックスと言われ人間の肌と非常に馴染みやすい蜜蝋は、高保湿で肌に優しいので様々なスキンケアアイテムに使用されています。
また、お菓子等の食品やみつろうラップ等、食品関連でも多く使用されています。
キャンドルの原料としてもよく使われており、蜜蝋で作るキャンドルは、蜜蝋のほのかに甘い香りと共に保湿成分が部屋に広がります。ゆっくり燃焼する灯と香りにアロマテラピー効果を持つとして古くから愛されています。
みつろうラップは蜜蝋だけ?
コットン生地に蜜蝋をコーティングして作るみつろうラップですが、コーティングの材料はブランドによって様々です。
A Little Somethingでは、蜜蝋の他に食品にも使われる天然由来の樹脂とオーガニックホホバオイルを独自ブレンドで配合しています。これにより、粘着性や柔らかさが出てよりラップとして使いやすくなります。
この独自ブレンドのコーティング剤をみつろうミックスバーとして単体で販売も行っています。ご家庭で余ったハンカチや布をリユースして、お家で簡単にみつろうラップを作ることが可能です。
蜜蝋は、優秀で安全な天然成分として昔から幅広く使われてきました。その蜜蝋をコーティングしたみつろうラップを使うことで、プラスチックゴミやフードロスの削減に繋がるだけでなく、包んだ野菜の鮮度も長持ちします。蜜蝋の大地を感じる甘い香りや、ペタっとする質感を楽しみながら、みつろうラップでエコな取り組みを始めてみませんか?